新しい (また古い) 考えのビュッフェ

 私は今号の校正刷りの確認と内容の執筆を終えたところですが、次のページで何が起こるかを新しい (そして古い) 考えのビュッフェとして説明する以外に方法はありません。正直に言って、この雑誌が私の玄関マットに初めて届いたとしたら、良い記事がたくさんあり、どこから紹介し始めればよいのかわかりません。 チンパンジーの集団が生き残るための遺伝的多様性の重要性についての学習(Ecologist のコーナー)から、ミュージシャンのニック・ペニーによる新著『カワセミの呼び声(Call of the Kingfisher )』からの秋の抜粋まで。彼は毎日の散歩で聞く音を苦労して記録し、ノーサンプトンシャーのネネ川沿いで、読者向けにオンライン形式で共有しています(Connected Life のコーナー)。今号にはビジネス界を含むすべての人にとって本当に役立つ内容があります。

 私たちは、このしばしばやっかいなテーマにどのように取り組み、説明するのが最善であるか、また、リサージェンスのメンバーや読者にぴったりであるだけでなく、私たちに感動を与える適切なフレーズを見つけるにはどうすればよいかについて多くの苦闘を経て「自然への前向きな影響」というメインテーマに落ち着きました。このコーナーの終わりには(落ち込むというよりも)刺激を受けてもらえるようにです。

 そして、多くのブレーンストーミングを経て、これまでと同様、貢献者たち、特に、11時間目に依頼を受け、私たちが合意した期限の時間に大きな死別を経験したにも関わらず、感動的な記事を届けてくれたソフィー・ウィスブラン=オーバラッカー(Sophie Wisbrun-Overakker)に多大な感謝を込めて、私たちはまさにそれをやり遂げたと思います。

 それが『リサージェンス』の魅力であり、他の雑誌での仕事とは違う理由だと思います。それは、あなたのすべての鼓動、(今号に参加しているかどうかに関係なく)すべての寄稿者の鼓動、そしてトラストの活動をサポートするすべての人の鼓動で構成される独自の鼓動を持っています。

 私たち (慈善団体で働く全員) は最近、私たちが何をしているのか、なぜしているのか全く知らない人たちにリサージェンスの活動を説明する一文を考え出すために舞台裏で作業をしました。それをここで共有したいと思います。

 私たちにとって、私たちが目指すものを本当に要約するキーワードは「お互いのつながり」です。そしてどういうわけか、これは今号のすべての寄稿者(願わくばすべての号)が私たちに思い出させてくれるものです。 私たちは皆、お互いにつながっています。

 どんな時でも。

 リサージェンス・トラストのミッションステートメント:

 リサージェンス・トラストは、地球、自己、そしてすべての生き物の相互依存を尊重することで、つながり、情報を提供し、ポジティブな変化を促す教育慈善団体およびグローバルコミュニティです。

スーザン・クラーク

リサージェンス&エコロジスト誌の編集者

(翻訳校正:沓名 輝政)

リサージェンス & エコロジスト 日本版

リサージェンス誌は、スモール・イズ・ビューティフルを提唱したE.F.シューマッハらが始めた社会変革雑誌で、サティシュ・クマールさんが主幹。英国で創刊50年、世界20カ国に読者4万人。環境運動の第一線で活躍するリーダーたちの、よりよい未来への提言で、考える糧を読者にお届け。また、詩や絵などのアートに溢れているのも特徴。

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