BEELINE (蜂の帰巣路ウォーク)の達成

メグ・ベレスフォードが自然への脅威を啓発するクロスカントリー・トレッキングをするのにいかに感化されたかを伝える。 

アイデアが浮かんだのは、昨年6月初旬、エジンバラ南部の暖かい晴れた日の午後に歩いた後でした。 私は仲間と花の咲く庭園を楽しみましたが、咲き誇る花とハリエニシダで覆われたブラックフォードの丘を登ると何かがおかしいと感じました。 私は仲間に、彼が見た蜂と蝶の数を尋ねました。 彼は答えました。「ゼロ。」

 その散歩は、ウィルトシャーで叔母のエリザのお葬式に行った2014年9月に私が経験したことを裏付けました。 南イングランドへのこの旅の間のある日、私たちはソールズベリー平野の端にある古い農場を訪れました。

 私たちが1940年代後半にそこに越したとき、牧草地や古代の車道は、ガマズミ属の生垣で囲われ、野生の花の絨毯で覆われ、ミツバチ、蝶、トンボと、あらゆる種類の昆虫で溢れていました。 しかし、今は閑散とした景色で、鳥や動物、飛ぶ昆虫はほとんどいません。生垣は、40エーカーの畑を囲むフェンスで置き換えられました。 車道はすべて無くなりました。 私たちの古い農場には、牛も羊も、鶏も農業労働者もいませんでした。 ただ請負業者のみ、、、この変化で、私は寂しさと不安を感じました。

 モーニングサイドを散歩した後、シェットランドからイングランド南部まで、私の知る造園や栽培をしている人々に連絡をとり、彼らの気づきを尋ねました。 いつも私が「ブンブンと騒がしい」報道を聞かされてきた場所は、北部のシェトランド諸島海岸、スコットランド北海岸、そして諸島に限っています。 私が住んでいるサウス・ラナークシャーのウィストン・ロッジ (Wiston Lodge) では、マルハナバチがいますが、もっと少ないのが、野生のラズベリーが開花しているときのミツバチ、さらに少なくなりますが、 蛾、ほとんどいないのが、蝶、そして過去3年間でてんとう虫が1匹だけでした。 私たちの小さな地方の町ビガー (Biggar) 近辺に住む私の隣人の1人は、同じことを言っています。さらに悪いことに、彼女の庭の土壌には全く虫がいません。

 私はいつも自然界に興味を持ってきました。 農業の経験があり、 いつもキャンプやウォーキングの休日を取ってきました。 1980年代 にロンドンに移ったとき、花と野菜を育てるために、ストーク・ニュー イントンの住んでいたアパートに付いていた裏庭を耕しました。 そ の後、アイオナ・コミュニティー (Iona Community) の菜園家として働 き、ウィストン・ロッジで菜園を始めました。今では再び個人菜園を 持っています。

 1950年代後半に私は農業大学 (Seale-Hayne Agricultural College) の農 学生でした。記憶にあるのは、物事を殺すために学ぶこと。そして、 植物学者の講師に仕向けられ集めたのが100種類の「雑草」で、雑草 だと主張されたのですが、私の知る野生の花だったこと。それから、 化学講義では、膝の上にレディ・イヴ・バルフォアの「The Living Soil」をのせて座って嘲笑されたこと。 レイチェル・カーソンが「沈黙の春」を書いて以来、ちょうど半世 紀を超えています。その重要な本は私たちの多くの考え方を変えまし たが、それ以来、多くの科学的、農業的、政治的、そして菜園の実践 によって彼女のメッセージは黙殺されてしまっています。私たちに必 要な変化を実現するのは、私たち一人ひとりの責任です。

 アルバート・アインシュタインは、ハチが消え去ると人類の残存期 間はわずか4年間だと予測しました。また、生物学者で「Bumblebee Conservation Trust」の創始者であるデイヴ・ゴウルソン (Dave Goul- son) は自著「A Sting in the Tale」で、マルハナバチが10キロも離れた 巣箱に帰ることができると伝えています。だから、友人数人と私は、 授粉者である昆虫の消失を目立たせるために、エジンバラの王立植物 園とウィストン・ロッジ間を8日間、毎日同じ様な距離を歩くことに しました。

 それで、8月30日、私たち — ウィンストン・ロッジの料理家ユー アン・マクドナルド (Ewan MacDonald)、写真家ポール・ディア (Paul Dear) と私、そして私の9歳のボーダー・コリー犬 Pollaidh も一緒に — は、王立植物園内の蜂に優しい学生区画から出発しました。毎日 の始めに、私たちのすることに関心のある他の人たちも参加しまし た。

 途中、蜂に優しい植物があふれる庭園を訪れましたが、新規開発 で変更されたルートに従うために苦労して、古い友人や新しい友人と 連絡を取りました。 重要なのは、ブロウトン (Blowton) とビガーの村 落の間の廃業した鉄道路線の横に、私たちが見つけたミツバチや他 の授粉者のための最良の野生の地があったこと。それから、 最悪 で、悲しいことに、私たちが通過した農地と町や村の道路脇の荒廃 した草原です。

 私たちの小旅行にはいくつかの重要なポイントがありました。た とえば、Penicuik のロストガーデンとPenicuik Storehouseプロジェクト という 2 つの重要な蜂に優しい地元の自主行動の現場を訪れるこ と。ビガーの Atkinson Pryce 書店での Andrew Whitley と Veronica Burke の話(「Scotland the Bread」キャンペーンと農場での授粉者に 優しい手法によるパン作り用の穀物の栽培方法について)。歩く最 終日のティントの丘の上で私たちを追いかけてきた虹たち。

 しかし、私がこの「ビーライン」ウォークから見出した最も重要 なことは、保護すべき授粉者の世話をする、より良い方法についての 言葉を広める必要があることでした。それは、Bumblebee Conserva- tion Trust や Scottish Wildlife Trust などの団体のキャンペーンの一環と して、私たち自身の庭園や市民農園内にあるかもしれません。それは、 農家、園芸センター、地方自治体に、蜂や他の授粉者を脅かす行為 を変えることかもしれません(過剰な刈り払いや殺虫剤、除草剤、 過剰な窒素肥料の使用)。詳細については、ウェブサイトおよびブロ グをご覧ください。そして、可能な限り、授粉者に優しい植物を育て てください。


メグ・ベレスフォード (Meg Beresford) は、1985年から1990年までの 核軍縮キャンペーンの事務総長で、生涯にわたる活動家であり、現在 はウィストン・ロッジのディレクターです。 www.makeabeeline.org

! 英国では過去80年間で2種類のマルハナバチが絶滅。3分の1超の群 居種の減少が深刻。 Bumblebee Conservation Trust の Darryl Cox によ る。

! 減少の主因には、生息地の喪失や分裂化、病気や寄生虫、殺虫剤 や除草剤使用の増加、気候変動などがある。 !マルハナバチを奨励し、蜂に優しい花を植え、巣籠る場所を提供 し、定期的な調査を支援するために。詳細は、Bumblebee Conserva- tion Trust, Beta Centre, Stirling University Innovation Park, Stirling FK9 4NF, Scotland へ。


www.bumblebeeconservation.org

We Made A Beeline • Meg Beresford

The inspiration behind a cross-country trek to highlight threats to Nature

リサージェンス & エコロジスト 日本版

リサージェンス誌は、スモール・イズ・ビューティフルを提唱したE.F.シューマッハらが始めた社会変革雑誌で、サティシュ・クマールさんが主幹。英国で創刊50年、世界20カ国に読者4万人。環境運動の第一線で活躍するリーダーたちの、よりよい未来への提言で、考える糧を読者にお届け。また、詩や絵などのアートに溢れているのも特徴。

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