より公平な世界経済を求める新しい声

オックスファムは企業責任、女性の援助と、脱税の抑止を訴えています。

慈善団体が世界の8人の億万長者は人口の半分を占める最貧層36億人分と同等の富を所有していることを明らかにしたレポートを提出した後、世界の貧困と拡大する経済的格差の軽減を助ける4つのプランがオックスファムから提案されています。

 その「99%のための経済」というレポートは、新しいデータをもとに、世界の最も豊かな1%の人々が残りの人類より多くの富を所有していることを示しています。

 オックスファムによると、不平等の危機は、経営者や上級経営幹部へのリターンを今まで以上に増やすことにもっともっと注目することをビジネスモデルにしているような企業によって促進されています。そういった企業は誰もが利する経済に貢献せずに、ますます、税金を回避し、労働者の賃金を引き下げて生産者を搾取しています。

 去年リサージェンスの50周年を祝う「地球はひとつ、人類はひとつ、未来はひとつ」会議の重要なスピーカーの一人であった、オックスファムの最高経営責任者のマーク・ゴールドリングは、「今年の不平等の概観はこれまでにもなく明確で、確実で、ショッキングなものです…不平等は大勢の人々を貧困のままにしておくだけではなく、私たちの社会を砕き、私たちの政治を害しているのです」

 オックスファムはもっと人間的な経済を求めています。繁栄の極めて重要なエンジンである市場が、誰も取り残されることなく、きちんとした仕事やヘルスケア、教育といった基本的権利を取り上げられないように運営されるような経済です。

主要点と言えるもの:

貧困国に毎年少なくとも1000億ドルのコストをもたらす脱税を防ぐために政府間の協力を改善すること

企業が幹部やステークホルダーのためと同様に労働者や広く社会の利益のために活動するよう促進する政策

ヘルスケアや教育、仕事を生み出すためのファンドを生む富裕税

教育機会の欠如や無給の仕事の負担を含む、女性を抑える障害に取り組む方策

 そのレポートは、74,000人強の従業員をもつスペイン企業のモンドラゴンが、最も給料の高い人の給料が最も低い人の9倍を超えないようにしているというような、進化しているビジネスの実践を強調しています。

 一方で、オックスファムによると、イギリスのFTSE100の幹部の給与はその平均的な給料の129倍もあり、またバングラデシュの衣料品工場で働く10,000人の給料と同じくらいです。

 最貧の人々の数は近年減っていますが、オックスファムは貧富の差を減らす取り組みを行っていれば7億人が貧困から脱していたはずだと言います。1988年から2011年の間で最も貧しい10%の人々の収入はたった65ドルしか増えていないのに対し、最も豊かな1%の人々の収入が11,800ドル、つまり180倍以上も増えたのです。


New Call for A Fairer Global Economy • Greg Neale

Oxfam urges corporate responsibility, aid for women, and curbs on tax dodging



リサージェンス & エコロジスト 日本版

リサージェンス誌は、スモール・イズ・ビューティフルを提唱したE.F.シューマッハらが始めた社会変革雑誌で、サティシュ・クマールさんが主幹。英国で創刊50年、世界20カ国に読者4万人。環境運動の第一線で活躍するリーダーたちの、よりよい未来への提言で、考える糧を読者にお届け。また、詩や絵などのアートに溢れているのも特徴。

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