再生可能エネルギーの 記録的な一年

発展途上国が欧米を支出で 上回る。Kara Moses が報告。

昨年は、これまでで最も早い再生可能エネルギー源の増加を見せ、投資額 は、最新レポートによると、2,860億米ドル(2014年から5%の増加)。 この「Renewables 2016 Global Status Report」は Renewable Energy Policy Network for the 21st Century (REN21) によるもので、初めて、発展 途上国が、再生可能エネルギー開発に、先進国よりも多くの支出をしたこ とも示しています。 中国がどの国よりも多額の投資をして、総支出の1/3を占めています。イ ンド、南アフリカ、メキシコ、チリがまた、エコなエネルギー投資を大き く増加させました。先進国でのエコなエネルギー投資は実際に落ち込み、 大きな理由は欧州での支出の鈍化です。レポートが示しているのは、先進 国は投資を支援するためのより良い政策の導入をすべきということです。 世界的に、再生可能エネルギーの支出は、新規の石炭・天然ガス発電の 支出の 2 倍で、2015年に 147GW の再生可能エネルギーの発電容量が追 加されました。総投資額の半分以上が太陽光発電で、風力が僅差で 2 番 目。その他の再生可能エネルギー源は、はるか後ろで跡を追い、水力やバ イオマスは前年比で低下しました。

先進 7 ヵ国は「非効率な」化石燃料の補助金を 10 年以内に終了するこ とを誓約していますが、最終的に確固たる達成期限を定めたのは 7 年間の 話し合いの末のこと。「非効率な」補助金がエネルギー市場に歪みを生ん でいて、OECD 加盟国だけで年間 1,600 - 2,000 億米ドルのコストと算 出。さらに増えて驚愕の年間 5.3 兆米ドル(毎分 1,000 万米ドル)という のは、汚染や気候変動の損害のコストを加味した場合で、世界の人類の健 康にかかる総支出を上回ります。 誓約にもかかわらず、(英国、ドイツ、日本、カナダを含む)先進 7 ヵ 国は最近批判を受けています。パリ協定の趣旨を反故にして、化石燃料の 補助金を増加したためです。

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カラ・モセス (Kara Moses) はフリーランスのジャーナリスト。

リサージェンス & エコロジスト 日本版

リサージェンス誌は、スモール・イズ・ビューティフルを提唱したE.F.シューマッハらが始めた社会変革雑誌で、サティシュ・クマールさんが主幹。英国で創刊50年、世界20カ国に読者4万人。環境運動の第一線で活躍するリーダーたちの、よりよい未来への提言で、考える糧を読者にお届け。また、詩や絵などのアートに溢れているのも特徴。

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